仕入先CSVを販売用データへ変換する7つの手順
仕入先から受け取る商品データと、AmazonやYahoo!ショッピングなどへ登録するデータでは、列名・並び順・入力ルールが異なります。毎回コピーと貼り付けで合わせると、列ずれや更新漏れが起きやすくなります。
安全に効率化するポイントは、いきなりモールへアップロードせず、変換前・変換後・エラー一覧を分けることです。
全体の流れ
- 元CSVをそのまま保存する
- 商品を特定するコードを決める
- 仕入先と販売先の列を対応づける
- 文字・数値・空欄を整える
- 価格と販売条件を計算する
- エラー行を分離する
- 少量で試してから本番用CSVを作る
1.元CSVをそのまま保存する
受け取ったファイルは編集せず、日付を付けて保管します。作業用コピーを別に作れば、変換ミスがあっても元に戻れます。
Excelで開いて保存しただけで、文字コードや先頭のゼロが変わる場合があります。商品コードやJANコードは文字列として扱う方が安全です。
2.商品を特定するコードを決める
商品名は表記が変わるため、照合キーには向きません。仕入先商品コード、社内SKU、JANコードなどから、重複せず継続して使える項目を決めます。
3.列の対応表を作る
列番号ではなく列名で対応づけます。仕入先が途中に列を追加しても、列名を基準にすればずれを防ぎやすくなります。
| 仕入先の列 | 販売用の列 | 変換ルール例 |
|---|---|---|
| 商品コード | seller-sku | 文字列のまま使用 |
| 商品名 | item-name | 前後の空白を削除 |
| 卸価格 | price | 送料・手数料・利益を加算 |
| 在庫数 | quantity | 安全在庫を差し引く |
| 画像URL | main-image-url | 空欄とURL形式を確認 |
4.データを整える
全角・半角、改行、不要な空白、日付形式を統一します。ただし、商品名や型番の記号を一律に消すと別商品になることがあるため、項目ごとにルールを分けます。
5.価格と販売条件を計算する
原価だけでなく、送料、モール手数料、決済手数料、ポイント原資、消費税、最低利益を含めます。計算結果が最低価格を下回る商品は、自動登録せず確認対象へ回します。
6.エラー行を分離する
商品コードなし、価格が数値でない、必須項目が空欄、同じSKUが重複している、といった行は正常データと分けます。「除外した件数と理由」が分かる形にすると、見落としを減らせます。
7.少量で試してから本番用CSVを作る
最初は3〜10商品で試し、文字化け、価格、在庫、画像、カテゴリーを確認します。問題がなければ件数を増やし、最後に入力件数・出力件数・エラー件数を照合します。
文字化けや列ずれなどが起きた場合は、CSVでよくある10のエラーと対処法を確認してください。
どの道具を使う?
担当者が表を見ながら作業するならExcel、商品マスタとの照合が多いならAccess、大量ファイルを同じルールで繰り返し処理するならPythonが候補です。詳しくはExcel・Access・Pythonの使い分けで比較しています。