ECで在庫ズレが起きる原因7つ
在庫ズレが起きたとき、いきなり「どのシステムが悪いか」を探すと時間がかかります。まず、いつ・どの商品で・どの数字がずれたかを記録し、受注から在庫反映までの流れを順番に確認します。
よくある7つの原因
- 受注の引当が別管理:注文は入っているのに、出荷前の引当数が在庫表へ反映されていない。
- 返品・キャンセルの戻し忘れ:戻した商品が検品待ち、再販不可などの状態で別の場所に残っている。
- 更新時刻が違う:モール、倉庫、Excel、CSVの更新タイミングが一致していない。
- SKU・商品コードが不一致:同じ商品でも販路ごとに別コードを使い、別商品として集計される。
- セット商品・ばら売りの換算漏れ:1セットを構成する単品数が在庫計算に入っていない。
- 手修正の上書き:担当者が直した数字が、後から取り込んだCSVで上書きされる。
- 連携エラー・取込漏れ:文字化け、列名変更、重複、ファイルの取り違えで一部行だけ反映されない。
最初に作る確認表
| 確認項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 対象商品 | SKU、JAN、商品名、セット構成 |
| 基準時刻 | 在庫表・各販路・倉庫の最終更新日時 |
| 数量の内訳 | 実在庫、受注引当、返品待ち、破損、出荷済み |
| 差分の発生点 | どの取込・手修正・注文で数字が変わったか |
この表を1商品分だけ埋めると、差分が「受注前からある」のか「CSV取込後に出た」のかを絞れます。原因が分からないまま全件を修正するのは避け、元データを保存してから修正します。
再発防止の小さなルール
- 在庫の正とする場所を1つ決める。
- SKUの対応表を作り、販路ごとのコードを別列で管理する。
- 受注引当と実在庫を同じ列に上書きしない。
- CSV取込前に件数と更新日時を確認する。
- 手修正は理由と担当者を記録する。
数字が合わないときの順番
①元データを保存 → ②対象商品を1つに絞る → ③更新時刻をそろえる → ④受注・返品・セット構成を確認 → ⑤原因が分かってから全件へ反映、の順がおすすめです。
①元データを保存 → ②対象商品を1つに絞る → ③更新時刻をそろえる → ④受注・返品・セット構成を確認 → ⑤原因が分かってから全件へ反映、の順がおすすめです。