Power QueryでCSVの文字化け・先頭ゼロを防ぐ方法

2026年9月13日 | Excel・Power Query

CSVを開いたら日本語が文字化けした、商品コードの「000101」が「101」になった。こうした問題は、文字コードとデータ型を読み込み時に確認することで防ぎやすくなります。

最初に全列をテキストとして取り込み、コードを保ったまま、日付・数量・価格だけを必要な型へ変更する手順を紹介します。

練習用CSVで確認できます

日本語の商品名と、先頭ゼロ付きの商品コードが入った3か月分の架空データです。文字コードはUTF-8、区切り記号はカンマです。

練習用CSVをダウンロード

ZIP形式/架空データ15件/登録不要

文字コードとデータ型は別の設定

症状確認する設定
日本語が読めない文字コード(ファイルの元の形式)
「000101」が「101」になる商品コード列のデータ型
日付の月日が逆になる日付形式とロケール
価格が文字列やエラーになる数値形式、通貨記号、区切り記号

文字化けを直しても先頭ゼロは戻りません。問題ごとに設定を分けて確認します。

1.文字コードを確認して読み込む

  1. 新しいExcelブックを開き、「データ」→「テキストまたはCSVから」を選びます。
  2. 対象CSVを選び、読み込み前のプレビューを表示します。
  3. 「ファイルの元の形式」で、元ファイルの文字コードを指定します。
  4. 今回の練習用CSVでは「65001: Unicode (UTF-8)」を選びます。
  5. 区切り記号をカンマにし、商品名と見出しが正しく読めるか確認します。

仕入先のCSVがShift_JIS系なら、通常は「932: 日本語 (Shift-JIS)」を確認します。見た目だけで決めず、提供元の仕様に合わせてください。

Power Queryでは文字コード、区切り記号、データ型検出をそれぞれ指定できます。自動判定だけに頼らずプレビューを確認します。MicrosoftのText/CSVコネクタ解説

2.商品コードをテキストで取り込む

  1. 読み込み画面に「データ型の検出」がある場合は、「データ型を検出しない」を選びます。
  2. 「データの変換」でPower Queryエディターを開きます。
  3. 「商品コード」と「注文番号」の列をテキスト型にします。
  4. 商品コードが「000101」のように6桁で残っていることを確認します。
数値になった後でテキストへ変更しても、消えたゼロは戻りません。
右側の「適用したステップ」に自動の「変更された型」がある場合は、そのステップでコードが数値へ変わっていないか確認します。該当ステップを削除または修正し、元のCSVからテキストとして読み直してください。

元CSV自体がすでに「101」へ書き換わっていたら、Power Queryの型設定だけでは元のコードを復元できません。未変更のバックアップや提供元データを使います。

3.日付・数量・価格だけ型を決める

練習用CSVの列設定する型確認ポイント
注文日日付2026-06-03が意図した年月日になる
注文番号・商品コードテキスト桁数と先頭ゼロを保つ
商品名・販売チャネルテキスト日本語が正しく表示される
数量整数空欄や文字の混入を確認する
単価整数または小数通貨単位と小数の扱いを確認する

海外のCSVでは、日付の並びや小数点・桁区切りが異なる場合があります。列の型を変更する際に「ロケールを使用」を選び、データの地域に合う解釈を指定します。Microsoftのデータ型・ロケール解説

「円」「個」などが混ざる列は、必要な文字を除去してから型を設定します。変換できない値を無条件にゼロへ置き換えず、確認対象として残します。

複数CSVを結合するときの注意

フォルダーから結合する場合も、見本ファイルを使う変換処理で文字コードと型を確認します。結合後だけ直すのではなく、各ファイルが読み込まれる段階でコードをテキストに保ちます。

月ごとにUTF-8とShift_JISが混在すると、同じ設定で全ファイルを正しく読めないことがあります。提供元ごとに分けるか、事前に文字コードを統一します。

複数CSVを結合する基本手順はこちら

読み込み後の確認チェック

更新時も同じ確認を続けます。新しい月だけ形式が変わることがあるため、初回に成功した設定を永久に正しいものとは扱いません。

まとめ

文字化けは文字コード、先頭ゼロはデータ型で対処します。まずテキストとして取り込み、コードを保ったまま日付と数値を明示的に変換すれば、元データを壊しにくい流れを作れます。

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